こんにちは。tetsuya(@tetsuya_blulog)です。
毎週月曜日の「ブロガーに刺さる名言」シリーズ。
第5回は、孔子と並ぶ儒教の大家・孟子の言葉です。

孟子
(紀元前372? – 紀元前289年)
孟子は、紀元前から続く中国の道徳「儒教」の大家であり、人は生まれながらに善のものとする「性善説」で有名です。
今日の日本でも知られる数々の故事を残した孟子ですが、中でも私が大好きな言葉を紹介します。
愛されないのは自分の愛が足りないから
人を愛して親しまずんば、その仁に反れ
人を愛してもその人がこちらを親しんでこない時には、こちらの仁愛の心が足りなかったと反省せよ
人間関係において、こちらは相手を愛して接しても、相手はこちらを愛してくれないという事は往々にして起こります。
恋愛ではもちろんですが、家族との関係、友達との関係、仕事での上司や部下との関係。
こっちは何とか相手に喜んでもらおうと好意を持って接しているのに、相手からは期待した応えが返ってこない。
こういうときほど、その人の「本当の徳」が問われるものです。
人によっては、相手を逆恨みして苦言を吐いたり、恋愛をこじらせてストーカー化するような人も中にはいますよね。
孟子は、そういう他罰的な精神を強く叱っています。
行うて得ざるもの有れば、皆これを己に反求す。
その身正しければ天下これに帰す。およそ自分が行ったことで相手の行動が期待はずれだった時には、すべて自分の身を反省して原因を考えよ。
自分の身が真に正しければ、天下は必ず帰服するものである。
結果が出なくても周りのせいにしない
アフィリエイトの世界では、自分がどれだけ頑張っても思うような結果が出ないときがあります。
- 何時間もかけて渾身の記事を書いても、誰にも読まれない
- 半年かけて育てたブログが、Googleアップデートで飛ばされる
- どうみても低品質なサイトが、中古ドメインの力で上位表示している
思わず「ふざけんな!」と叫びたくなることって沢山ありますよね。
しかし、それでもやっぱり自分がうまく行かない理由を自分以外に求めてはいけない。


自分の記事が上がらないのは、読者に対する”愛”が足りないから。
自分の記事を必要とする読者に愛を持って誠実にGIVEし続ければ、必ず結果は付いてくるはず。
結果が出ない日々が続いて苦しくても辛くても、悪事に染まらず愛を与え続けるのがブロガーの人生なのです。
孟子の「性善説」について
孟子と言えば、有名なのは「性善説」です。
人は生まれながらに善のものであり、あらゆる人は善の心を持っているはずだとする考え方。
その対極には「性悪説」がありますが、今の日本では他人を信用せず性悪説を信じる人が多くなっているようにも思えます。
しかし、そもそも孟子の性善説は、人は何もしなくても善であり続けるものだとは言っていません。
孟子の教えでは、人の善の本性には「仁義礼智」の四端があり、これを修業によって身に付けねばならないとされています。


というのが孟子の性善説です。
反対に性悪説を唱えた荀子は、「人は本来欲望にまみれた悪を備える存在であるが、だからこそ学問をして道徳心を身につけることで公共善を持ちうる」と主張しています。
つまり、孟子の性善説も荀子の性悪説も、「人間は学問によって徳を身に付けなければ不善な獣に堕ちてしまう」という意味では同じ事を言っているのです。
生まれつきの素質が性善だろうが性悪だろうが、常に向上心と仁愛の心を持った「善の人」でありたいものですね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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