こんにちは。tetsuya(@tetsuya_blulog)です。
毎週月曜日のブロガーに刺さる名言シリーズ。
第8回は、近代を代表する哲学界の巨人・ニーチェの言葉です。

Friedrich Nietzsche
1844年 – 1900年
数あるニーチェの著作の中でも特に有名であり、ニーチェ本人もお気に入りという『ツァラトゥストラはかく語りき』
その独特な文体から、読み込むのには苦労しますが、私が特に印象に残っている言葉を紹介します。
本当は怖い自由
君は、束縛から自由になることを許された人間なのか?
仕えることを放棄したら、自分の最後の価値まで放棄することになった人間もいるぞ!
人は、何かと束縛されることを嫌い、自由になりたがります。
しかし、自由を手にしていないからこそ「自由の恐ろしさ」に気づいていないのです。
組織やグループに所属し、束縛されることで共同体の一員となり、それによって初めて自分の価値を見出す人もいる。
そういった束縛から自由になってしまえば、あとに残るのは「自分自身」だけ。

ニーチェは厳しく問いかけます。
- 君は、新しい力なのか?
- 新しい権利なのか?
- 誰の助けも借りずに動いているのか?
- 自分で回転する車輪なのか?
- 星たちにも自分の周りを回るように命令できるのか?

はっきり告げてもらいたい。何のための自由なのかを!
- 君は自分に対して善と悪を示すことができるか?
- 自分の意志を掟のように掲げることができるのか?
- 自分で自分を裁けるか?
- 君の掟を破ったやつを、罰することができるか?

専業ブロガーとして生きる不安定と恐怖
ブログ、アフィリエイトを始める時、会社に縛られない「専業」に憧れる人は多いです。
一日1~2時間くらい、スタバでコーヒー飲みながらブログを書くだけの生活。
お金も時間も自由になり、うるさい上司もやっかいな客もいない。
あまりにも自由で、あまりにも羨ましい生活のように思えます。
実際、私自身も専業アフィリエイターとして生きる中で、その自由のメリットを感じることは山ほどあります。
しかし、それと同時に「自由の恐ろしさ」に常に怯える生活でもあるのです。
- Googleアップデートでメインサイトが飛んでしまったら?
- メインの案件が突然終了してしまったら?
- 病気になって働けなくなってしまったら?
自由であるからこそ、自分の生活を守れるのは自分しかいない。
一寸先は闇。
この恐怖に負けて、サラリーマンの友達が本当に羨ましくなる事も数え切れないほどあるんです。
孤独な人間を殺そうとする感情がある。
殺すのに感情が失敗したら、そう、感情のほうに死んでもらうしか無い!
しかし君は、感情を殺す人間になれるかな?
ニーチェが説いた超人
近代ドイツで最も有名な哲学者の一人である、フリードリヒ・ニーチェ
神は死んだ
という言葉でも有名なニーチェですが、その真意は「自分ではないもの(神)に頼らず、自分自身を自分の神とせよ」ということ。

孤独な君は、創造するものの道を歩いている。
君の悪魔から神を創造するつもりなのだ!
あらゆる束縛から自由になり、自分の掟を自分で作り、自分の掟で自分を裁ける。
こんな事ができる人は、そう多くはありません。
ニーチェの言葉では、これを「超人」と言います。
全ての人間は超人を目指すべき。
しかし、それはあまりにも難しいことはわかっている。
だからこそ、ニーチェは哲学を説き続け、孤独の人生を送ったのです。
ブロガーは超人になれるのか?
私が知る限り、信じられないほどの成果を出している人は、みんな超人に見えます。
束縛されない自由な人生に憧れる前に、まずは「束縛を必要としない超人」を目指すことが必要なのかも知れませんね。
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