ミル「真理は批判されてこそ真理足り得る」ブロガーに刺さる名言

こんにちは。tetsuya(@tetsuya_blulog)です。

毎週月曜日のブロガーに刺さる名言シリーズ。
今回は、イギリスを代表する政治哲学者ジョン・スチュアート・ミルの言葉です。

ジョン・スチュアート・ミル

John Stuart Mill
(1806 – 1873)


ミルの代表的な著作である『自由論』では、人々の自由を認めることが、いかに社会全体にって大きな利益になるかを力説しています。
その思想を端的に表す言葉を、今回は解説します。

死んだお題目ではなく生きた真理を

誰もが当然と思っている事ほど、常に批判されなければならない。

ミルの『自由論』は、言論の自由を徹底的に擁護するところから始まります。

言論の自由とは、いかなる意見であっても、その意見に対する賛否はひとまず置いておき、意見を主張する自由は必ず守られるべきという考え方。

究極的に言えば、「言論の自由は不要であるから制限すべきである」という意見すらも、主張する自由は認められなければいけないのです。

ミル
ミル
例え1人を除く全人類が同じ意見を持っており、ただ1人が反対意見を唱えている場合でも、その1人の意見を封じることは、1人が全体の意見を封じるのと同じくらい有害である。
  • 大衆の意見が間違っていて、少数者の意見が正しい場合
  • 大衆の意見が正しくて、少数者の意見が間違っている場合

いずれの場合においても、少数者の意見を封殺するのは大衆にとって有害なのです。
それぞれのケースについて解説します。

大衆の意見が間違っていて、少数者の意見が正しい場合

言論の自由が守られなければ行けないのは、例え社会の大多数が賛成する意見であっても、それが正しいとは限らないからです。

大衆は、しばしば耳障りの良い心地いい意見に流されがちて、取り返しのつかない間違いを犯してしまいます。
「賛成者が多いから正しい」というのであれば、当時ドイツ国民に熱狂的に支持されたヒトラーは正しかったという事になってしまいます。

自分と異なる意見を言ってくれる人がいなければ、自分の間違いを正すことは出来ない。
だから、少数派にも言論の自由は認められなければならないのです。

大衆の意見が正しくて、少数派の意見が間違っている場合

少数派が明らかにおかしい場合、突拍子もない事を言っている場合でも、その言論の自由は守られるべきなのか?

先程の例で言えば「ヒトラーがやったことは正しかった」と公の場で主張する自由は守られるべきなのか?
(※現在ヨーロッパでは犯罪になります。)

ミルは、こうした場合であっても、意見を主張する自由は断固守られるべきと語っています。
その理由は、誰もが当たり前だと思っている事であっても、それが大胆に議論されることをが無ければ、生きた真理ではなく、死んだお題目になってしまうからです。

・昔からそうだから
・皆がそう言っているから
・常識的な感覚としてそう思うから
こういった曖昧な根拠ではなく、しっかりと筋道立てた理論によって「なぜ正しいのか」を説明できなければ、生きた真理とは言えない。
正しい意見だからこそ、反対意見と戦わせることによって、よりクリアに洗練されていく。

反対意見は、自分の意見を研ぎ澄ませていく磨き砂として役に立ってくれるのです。この点で突拍子もない意見であっても、それに反論する事で自説を強化できる有益な物になります。

逆に言えば、批判にさらされず当たり前のように受け入れられている意見は、死んだお題目になってしまうという事。ミルは、この危険性も鋭く指摘しています。

ミル
ミル
一旦議論が始まれば、確信に基づかぬ意見はささいな言いがかりにも耐えられず、あっさり屈服しかねない。

常に反対意見を想定して記事を書こう

ミル
ミル
自分の言いたい事しか知らぬものは、ほとんど無知に等しい。

ブログで自分の考えを主張する時は、常に「反対意見」を想定して書きましょう。
・読者はどう思うか?
・どこが「怪しい」と思うか?
・どんな反論が予想されるか?
こういった事を考えるためには、自分以外の人の意見、感性、価値観などに敏感になる必要があります。

この敏感さは、ブログをマネタイズするための商品紹介記事などにも活きてくるんです。
単に「この商品いいよ」と押し売りするのではなく、相手の気持ちや不安を想像しながら、それを解決していく記事を書けるようになれば、アフィリエイトの成約率もグンと上がってくるはず。

自分が当たり前のように信じていることは、「死んだお題目」になっていないか?
「生きた真理」として確信するためにも、常に自分に対する批判精神を持ちたいものです。

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