こんにちは。tetsuya(@tetsuya_blulog)です。
毎週月曜日のブロガーに刺さる名言シリーズ。
第12回は、言わずと知れた『孫子の兵法』より、孫武の言葉です。

孫武
(紀元前535年?- 没年不詳)
現代の政治やビジネス書でも数多く引用される孫氏の名言の中から、特に有名な一節を紹介します。
有事が来ないことを当てにするな
用兵の法は、その来たらざるを恃(たの)むこと無く、吾(われ)が以て待つこと有るを恃むなり。
その攻めざるを恃むこと無く、吾が攻むべからず所あるを恃むなり。
敵が攻めてこないことをあてにするのではなく、攻めてこれないような備えがこちらにある事をあてにせよ。
事なかれ主義を優先する現代日本人にとっては非常に耳の痛いお言葉ではありますが、これほど的を射た指摘もなかなかありません。

そのとおりでございますとしか言えないんですが、わかっているのに実行できないのが人の性。
これが「平和ボケ」という事なんでしょう。
今回のコロナウイルス問題でも、想定していない有事に対して、日本社会がいかに脆弱であるかを嫌というほど実感せざるを得ない事態となりました。
これが収束したら、今後のために感染症対策を想定した国作りが行われるのか、それとも「喉元過ぎれば熱さを忘れる」国民性で、また元に戻ってしまうのか?
国民の意識が試される事例のようにも思えます。
ブロガーにはGoogleが攻めてくる
ブロガーにとっての有事とは、言うまでもなく「Googleアップデート」です。
SEOは莫大な富をもたらすことは間違いないですが、同時にGoogleアップデートという巨大な有事を常に想定しておかなくては行けません。
アップデートが来ないことを当てにしてるブロガーは間違いなく生き残れません。
アップデートが来ても大丈夫なサイト作りをすることが不可欠です。
逆に言うと、Googleが求める高品質サイトの要件を何度も読み込んで、それに適したサイトづくりを続けていれば、Googleは怖くないどころか、むしろ味方になります。
検索画面を汚すゴミサイトが淘汰されて、ユーザーの為になる高品質サイトが上位表示されるようになる。
真面目にユーザーの為になる記事を書き続けていたらブロガーにとっては、むしろGoogleアップデートは「援軍」にしかならないはずです。
Googleに蹴散らされるような中古ドメインペラサイト作りは良い所で卒業し、アップデートが来ても大丈夫なサイト作りをしていくことが大事ですね。

『孫子の兵法』の作者は誰?
古代中国では、優れた思想を説いた人の言動をまとめた本が沢山書かれ、『◯子』というタイトルで後世に伝わっています。
『孔子』『孟子』『老子』などがその代表で、もちろん『孫子』もその一つ。
「孫子」とは、「孫先生」といったような意味であり、紀元前6世紀ころ春秋時代を生きた”孫武”が作者であると考えれて来ました。
ところが、孫子の内容を詳しく分析すると、どう考えてももっと後の時代でないと書けない内容が含まれており「孫武=孫子説」に疑問が投げかけられます。
そこで、紀元前四世紀頃の戦国時代の軍略家である孫?(そんひん)が、『孫子』の作者であるとする説が有力になってきます。
しかし、1972年に発掘された新たな資料では、『孫子』の内容は孫?の思想よりも相対的に古いことが明らかになり、「孫?=孫子説」も否定されます。
誰が考えた事なのかははっきりわからなくでも、優れた思想は時を越えて語り継がれるということを象徴しているようですね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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