こんにちは。tetsuya(@tetsuya_blulog)です。
毎週月曜日のブロガーに刺さる名言シリーズ。
第7回は、旧五千円札の人・新渡戸稲造の言葉です。

新渡戸稲造
(1862- 1933)
新渡戸稲造が英語で書いた『武士道』(BUSHIDOU-Soul of Japan-)は世界的ベストセラーとなった名著ですが、その中から個人的に好きなのが今回の言葉。
礼儀の最高の形は愛である
礼は、他を思いやる心が外に表れたものでなければならない。
武士道では「礼」を重要な徳目のひとつと掲げており、日本人の礼儀正しさも武士道の言う「礼」が由来であると言われています。
礼というと、堅苦しい礼儀作法や事細かなマナーばかりが目立ちますが、それらは全て「思いやり」の心から生まれたものでなければならないと、新渡戸稲造は言います。

- 品性の良い人と思われたい
- 下品な人と思われたくない
こういった動機から行われる礼は「貧弱な徳」であると言うのです。
これは孔子の言葉にもあります。

- 相手を思いやる心
- 社会的地位を尊重する心
- 人と社会に対する仁と謙譲の心
このような動機から自然と生まれるものが「礼」であり、故に礼は「愛」と似ているものです。

Contents is King時代のブロガーの心得
Googleは、以前より「Contents is King」を掲げ、有益なコンテンツを見つけ出して上位表示するアルゴリズムを進化させ続けてきました。
未だにスパムサイトが上位表示している事もありますが、そういったコンテンツは確実に淘汰される運命にあります。
SNS集客にシフトしても同じこと。
むしろ、プログラムであるGoogleと違って、人を相手にするSNSでは尚更「コンテンツの有益性」が問われる事になります。
このような時代に重要になるのが、新渡戸稲造の言葉。


これは決して無理やりなこじつけとは思いません。
SEOのためだけに書かれた記事は、結局見抜かれます。
真に役に立ちたいという思いで書いた記事でなければならないということ。
自分への戒めも込めて、今回はこの言葉を取り上げました。

礼の経典に記載されていないことでも、人の心に寄り添うものは、みな「礼」である。
新渡戸稲造と武士道
新渡戸稲造は盛岡藩士の家に生まれ、維新を経て13歳で東京英語学校へ、15歳で札幌農学校に進学したエリートです。
その後アメリカやドイツに留学して学問を修めた後、カリフォルニア滞在中の1900年に名著『武士道』を書き上げます。
当時、日清戦争に勝利した日本に対して世界的な注目が集まっており、欧米での生活を経験した新渡戸にとっては、アジア人に対する差別や誤解を晴らすための「欧米人に日本人の事を紹介するための本」とて、流麗な英語で書かれました。
『BUSHIDOU-Soul of Japan-』は、出版直後から大きな話題を呼び、日本語はもちろんイギリス、ドイツ、ポーランド、ノルウェー、フランス、中国でも翻訳されて出版され、文字通りの世界的ベストセラーとなったのです。
アメリカ大統領セオドア・ルーズベルトも『武士道』に大きな感銘を受けたとされ、新渡戸稲造は世界で最も高名な日本人の一人となりました。
後の国際連盟創設に際して、新渡戸稲造が事務次長に選ばれたのも『武士道』の知名度によるものと言われています。
今読んでも決して古臭くない、日本人の古き良き心。
不確実性が世の中を覆う現代だからこそ、改めて読みたい本です。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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