養老孟司「人間は生まれた時から個性的」ブロガーに刺さる名言

養老孟司「人間は生まれた時から個性的」ブロガーに刺さる名言

こんにちは。tetsuya(@tetsuya_blulog)です。

月曜日のブロガーに刺さる名言シリーズ。
今回は解剖学者であり作家でもある養老孟司の言葉を紹介します。

養老孟司

養老孟司
(1937-)

2003年のベストセラー『バカの壁』より、人の個性についての重要な指摘です。

個性とは生まれ持ったものというだけ

「個性なんていうのは初めから与えられているものであって、それ以上でも以下でもない。

若い人には個性的であれなんて言わないで、人の気持がわかるようになれと言うべきなのです。」

人は生まれながらにして「別の個体」であり、それこそが最大の個性です。
金さん銀さんでもマナカナちゃんでも、2人は別人、全く別の人格でありそれぞれが十分に個性的です。

人は放っておいたって個性的なんだから、「個性を伸ばす教育を」なんて馬鹿げだ話だ。
教育の最大の役割は、生まれた時から個性的な人間たちに「社会性」をもたせること。つまり自分とは違う個性を持った、他人の気持ちが想像できる人間を育てることなのです。

個性を伸ばす教育の矛盾

他人の気持ちを想像できないのは、自分と他人の間に「バカの壁」がそびえ立っているからです。
壁の向こう側の事には関心を持たないし、知ろうとも理解しようとも思わない。
だから他人の気持ちを想像できず、傷つけたりいがみ合ったりしてしまう。

従来の日本で行われてきたような「個性を伸ばす教育」は、このバカの壁を高くする結果にしかならなかった。

大体、この社会は本当に「個性」なんてものを求めているのか?
実際には「社会から求められる種類の個性」しか必要とされていない。これは激しい矛盾です。

コロナ禍の中で遊び歩く個性を発揮されても困るだけ。それよりは社会の事情、他人の迷惑を「想像できる」人間を育てるのが教育の役割だと言うのです。

ブロガーに必要な「想像力」

ブロガーに必要なのは、個性よりも「想像力」だと最近思うようになりました。

個性的な文章は人を引きつける事もありますが、そもそもその「個性」が読者にとって必要とされているものなのか?
必要とされていない個性を発揮しても、その記事はただネットの海に沈んでいくだけです。

  • 読者が求めている情報は何なのか?
  • 読者の悩みは何なのか?

これらを想像でき、必要とされる情報を提供できる能力こそブロガーに必要なのでは無いでしょうか。

とあるサプリの体験談を探している読者に対して、「サプリが届きましたー」なんてダンボールから開封する写真を何枚も載せているブログありますよね。
いやいやそうじゃないんだよ。。

サプリの開封写真なんてどうでもいい。
実際に「サプリを飲んで私はどう変わったのか」を詳しく書いてくれよ!と一読者としては思います。

記事を読む人のニーズや悩みを的確に読み取って、情報を与えること。

5月のアップデートもあって、ますます意識しないと行けないと感じています。

最後まで読んでいただきありがとうございました。
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プロフィール

tetsuya

tetsuya

1984年神奈川県生まれ

一条工務店でマイホーム作りをスタート!
スキューバダイビング、カメラ、登山、スノーボードなどアウトドアマンでもあります。

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