こんにちは。tetsuya(@tetsuya_blulog)です。
毎週月曜日のブロガーに刺さる名言シリーズ。
第11回は、時代小説の重鎮・池波正太郎の言葉です。

池波正太郎
(1923‐1990)
鬼平犯科帳や真田太平記など多くの人気作を持つ池波が、人生の中で培った男の美学に関する語りおろし『男の作法』から、印象に残っている言葉を紹介します。
あらゆるものを「みがき砂」にしよう
仕事、金、時間、職場や家庭あるいは男と女のさまざまな人間関係、それから衣食住のすべてについて言えることは、
「男のみがき砂として役に立たないものはない」
という事です。
人間の運命というものは、生まれた瞬間に半分くらいは決まっているかも知れない。
しかし、残りの半分は自分がいかに生きるかによって変わってくる。
それならば、自分自身を磨くべきときに、みがくか、みがかないか、それが全てだと文豪は語ります。
そして、自分をみがくというのはどういう事か?
仕事、金、恋愛、衣食住の全ては、男を磨く「みがき砂」である。
逆境にくじけず、理不尽に腐らず、人の心を見つめて自が良しと思ったことを貫く。
この繰り返しによって男は磨かれ、強くなっていく。
苦しいことも楽しいことも、全ては自分の糧になるもの。
その人に、その一つ一つを磨き砂として活かそうという気持ちさえあれば
この世の全てはブログネタ
この世の中のあらゆる出来事は、自分を磨くみがき砂として活かすことが出来る。
この考え方はブログにも大いに共通していて、この世のあらゆる出来事はブログネタとして活かすことも出来ます。
- 成功したなら成功する方法を。
- 失敗したなら反省と対策を。
- わからないなら、疑問をぶちまけても良い
どんな出来事も詳細に観察し、自分なりの考えに昇華していく。
こういう考え方を持つと、不思議と思考もポジティブになっていくものです。
池波正太郎の例え話でも、この事がわかりやすく語られています。
例えば、大学時代に絵が好きで書いていた人が、卒業して銀行なんかに入ったりする。
そうしたら、金を借りに来た絵かきの気持ちもわかるだろうし、画廊を開きたいけど資金を融通してもらいたい人に、絵のわかる銀行マンなら話が進むでしょう。
つまり世の中というのは、そういう風になっているんだ。
銀行マンと絵なんて別のものだと思ってはダメなんだ。
池波正太郎の「男の作法」
池波正太郎の『男の作法』は、昭和59年に第一版が発行されています。
つまり、私と同い年(笑)
これだけ古いエッセイにも関わらず、未だに知る人ぞ知る「男の美学」が詰まった名作として語り継がれているようです。
多くの人が「20代のうちに読みたかった」と言っていますが、実は池波正太郎自身も「これは”私の時代”のやり方であって、今の若い人には通じないことも多いでしょう」と語っているんです。
にも関わらず、現代に至るまで多くの男の心をうつ、真のカッコよさが詰まっている本。
個人的には「寿司屋で客が”おあいそ”なんて言ってはいけない」という話が一番勉強になりました(笑)
なるべく若いうちに読んでおきたい一冊です。
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