こんにちは。tetsuya(@tetsuya_blulog)です。
毎週月曜日のブロガーに刺さる名言
第三回は、フランスの哲学者「アラン」の言葉です。
日本でも有名なアランの『幸福論』は、生きることに希望や勇気をくれる世紀の名著。
その中から、私が特に大好きな言葉を紹介します。
目次
楽観主義は不撓不屈の意志
悲観主義は気分によるものであり、楽観主義は意志によるものである。
アランの言葉の中でも特に有名な一説ですが、楽観主義をこれほど力強く語った言葉は他にありません。
なんとなく「お気楽思考」のようなイメージを持ってしまう楽観主義という言葉ですが、どんなに辛い時、苦しいときでも楽観主義を保ち続けるのは並大抵のことではありません。
そこには、不撓不屈の強い意志が必要なのです。
気分で生きる人は悲観主義に捕まる
アランの言葉には続きがあります。
気分によって生きる人は、またたく間に悲観主義に捕まってしまう
不撓不屈の楽観主義を絶対の原則として誓わねばならない。
気分によって生きる人は悲観主義に捕まる。
これは本当に真理だと思います。
日本人は悲観主義的な人が多いといいますが、それって強い意志を持たずに気分で生きているからでは無いでしょうか?
自分の意見を主張することを煙たがられる日本では、どうしても強い意志を持ちにくい風潮があります。
また、いくら不景気と言ってもまだまだ豊かな日本では、そんなに気を張らなくても気分に任せて生きていけるのも事実。
こうした環境では「気分によって生きる」人がどうしても多くなり、悲観主義に捕らわれても仕方ないのかも。
しかし、自分の意志で自分の力で生きていこうとするブロガーには、何が何でも楽観主義を貫く意志の強さが必要です。
楽観主義とは「何とかなる」と信じること
アランの言う楽観主義とは、単なるお気楽思考ではありません。
楽観主義とは「私の未来は明るい」と信じ抜く事です。
悲観論者は、時として自分の考えを正当化するためにこう言います。
しかし、楽観論者は悪いことを想定していない訳ではありません。
楽観論者は、いくら悪いことが起きても絶対に何とかなる、何とかすると信じているのです。
- 今の状況が悪くても
- ブログにアクセスが全然なくても
- ブログがアップデートで吹っ飛んでも
絶対にまた立ち上がれる、何とかなると信じ抜く意志。
これが、アランの言う「不撓不屈の楽観主義」です。
アランと『幸福論』について
フランスのルーアンで教師をしていた1903年ころから、地元の新聞で文学や美学、教育、政治に関する短いエッセイ形式のコラムを寄稿し始め、これが人気を博してフランスきっての哲学者として名を馳せました。
文庫本にして2~3ページ程度の哲学などに関する短いコラムを、フランス語で「プロポ(propos)」と言い、アランが書いた5000以上のプロポの中から特に人気の高いものを抜粋してまとめたのが『幸福論』です。
よって、『幸福論』のフランス語の原題は『Propos Sur Le Bonheur(幸福に関するプロポ)』
日本語では『幸福論』とされていますが、アランは何も論じていはいません。
ただ、その日に感じたこと、考えたことをひたすら書き続けたアランの「ブログ」なのです。
2~3ページのプロポの総集編ですから、どこのページから読み始めても大丈夫。
人生に疲れた時にふと開きたい、アラン先生のゆるい哲学講座は必見です。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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