私が選択的夫婦別姓に反対する理由【デメリット】

私が選択的夫婦別姓に反対する理由【デメリット】

こんにちは。tetsuya(@tetsuya_blulog)です。

「選択的夫婦別姓制度」について、また最近盛り上がっており議論が続いています。

自民党の議員が野次を飛ばしたとかニュースになっていますが、そういうのは置いておいて、この記事では私が「夫婦別姓制度に反対する理由」について書いていきます。

夫婦別姓のメリット・デメリットを改めて考えたいという方にも、参考になれば幸いです!

選択的夫婦別姓に反対する理由

仲の良い家族

私は、選択的夫婦別姓に反対します。

その理由は主に以下の3つ。

  • 子どもに対する責任感の欠如
  • 改姓手続きの負担減にならない
  • 新たな制度への社会的コストに見合わない

順番に説明します。

子どもに対する責任感の欠如

夫婦別姓を選択したとしても、ほとんどの夫婦は子どもを持つものと思われます。

もちろん子どもを作らないことを選択する夫婦もいるでしょうが、夫婦生活を送る中で考えが変わることもあり得るし、望んでいなくても妊娠することもあり得ます。

このため、子どもがいない事を前提にした議論は出来ない。

別姓の夫婦に子どもが生まれたら、当然両親のどちらかとは別の姓になります。
つまりこれは「家族別姓」「親子別姓」となる制度です。

この時点で「選択的夫婦別姓」という名称は、誤っています。

生まれてくる子どもに選択権は無いのだから「選択的」ではありません。

自分たちは「選択の自由」とか言っときながら、生まれてくる子どもにとっては「強制的家族別姓」となるのです。

「選択的夫婦別姓」という名称には、この事実を覆い隠して「選びたい人が選ぶだけなんだから良いじゃん!」という軽いノリで突破してしまおうという小賢しさが透けて見える。

この点が、私が一番気に入らない部分です。

子どもの事を何だと思っているのか?
「大人の男女の選択の自由」のみに焦点をあてて、生まれてくる子どもの事から論点を反らそうとしているのではないか?

「夫婦別姓でも家族の絆は保てる」という主張も、この小賢しさの前では霞んでしまいます。

これは子どもの人権にも関わる問題なので「よその家庭に口出さないで!」というわけにはいきません。

「選択的夫婦別姓」という卑怯な名称を使う限り、絶対に賛成できません。というか議論もできません。

「強制的家族別姓」という名称をとってこそ、ようやく議論の土俵に上がることが出来る。
この点は譲れません。

改姓手続きの負担減にならない

結婚に伴う改姓手続きの煩わしさから、夫婦別姓を希望する方もいるようです。

サイボウズの青野社長もこの論点でしたね。

しかし、選択的夫婦別姓制度を導入しても、改姓手続きの負担軽減にはなりません。

何故なら、どの世論調査を見ても「選択的夫婦別姓が導入されたとしても夫婦同姓を選択する」と答えた人が7割を超えているからです。
NHK夫婦別姓に関する世論調査 

選択的夫婦別姓が導入されても、多くの人はその制度を使わないと答えている。
つまり、ほとんどの夫婦は多少の煩わしさはあっても改姓手続きを行うわけで、そもそも改姓手続きをしないという選択はしないわけです。

改姓手続きの負担を減らすなら、手続きそのものを簡略化したり利便性を高める制度を検討するほうが遥かに建設的です。

逆に「夫婦別姓が導入されたから改姓手続きの負担減が進んだ」と解釈されてしまっては、夫婦同姓を希望しながら改姓手続きの負担減を望む人にとってはマイナスになります。

新たな制度への社会的コストに見合わない

夫婦別姓の推進論者の意見としてよく聞かれるのが「選択したい人が選択するだけなんだから、なぜ反対するのか?」というものです。

別姓にしたい人が別姓するだけで、同姓のままがいい人には何も関係ないんだから良いじゃん!

これは大きな間違いです。
夫婦別姓制度が導入された時点で、社会全体が夫婦別姓にも対応できるシステムに変更する必要が生じます。

  • 役所
  • 学校
  • 企業
  • 公文書

数え切れないほど多くのシステムを改修しなくてはいけません。
そのコストは別姓にする人だけが負担してくれるのでしょうか?
そうではないですよね。

結局は「夫婦別姓に対応するための社会的コスト」は、夫婦別姓を選択しない大多数の人も負担しなくてはいけません。
それに見合うだけのメリットがどれほどあるのか?

多大なる社会的コストを払ってまで夫婦別姓を導入する必要性が見いだせない。
結局は、これが一番大きな障壁なのではないか?

推進派も、実はそれをわかっているからこそ「同姓がいい人には何も関係ないんだから!」と強調するのではないか?

子どもの選択権も含めて、肝心な所から論点を反らして「同姓がいい人には関係ないんだから良いじゃん!」という小賢しい論調が不信感を募らせる。

このような不誠実な態度で「夫婦別姓も家族の絆は保てる」と言われても、まるで信用できない。

これが、私が「選択的夫婦別姓」に反対する理由です。

夫婦別姓と家族の絆について

夫婦と家族

夫婦別姓に反対する理由として「家族の絆に問題が生じる」という意見も非常に多くなっています。

この点は、私が反対する理由に上げた「子どもとの家族別姓」にも関わってきます。

が、もちろん私は「夫婦別姓にしたら100%家族の絆が壊れる」と言うつもりはなく、家族別姓、親子別姓でも問題なくやっていける家族は沢山あると思います。

しかし、問題なくやっていける家族がある一方、問題を生じる家族も一定数生まれてくる事は避けられないでしょう。

夫婦となる大人の二人にとっては問題なくても、子供がどう思うかは全く未知数だからです。
それに、大人の二人にとっても結婚生活は未知数なのだから、上手くいくかどうかはわかりませんよね。

であれば、「余計な不安要素」は増やさない方が良いのではないか?
問題なくやっていける夫婦にとっては納得できなくても、「不必要な不安要素」を増やさないために規制は必要ではないか?

これはちょうど、「学校へのスマホ持ち込み禁止」の問題と似ています。

全体の安定のための一律禁止

スマホがあると授業に集中できないから、学校へのスマホ持ち込みは禁止です。

しかし世の中には、スマホを持っていてもしっかりと自制して授業に集中できる生徒も数多くいるはずです。

その一方で、スマホの誘惑に負けて授業に集中出来ない生徒もたくさんいる。

自制できる生徒にとっては「私はスマホがあっても自制できるのに、どうして自制できないボンクラに合わせて私まで禁止されなくてはいけないんですか?」と言いたいところでしょう。

おっしゃる事はごもっとも。
返す言葉もございません。

しかし、世の中にはスマホがあるとどうしても授業に集中できない子もいるんです。
「全体の管理」という事を考えた場合、どうしても「一律禁止」という制度にせざるを得ないこともあるのです。

自制できる人にとっては納得出来ない気持ちは本当にわかりますが、どうか「社会全体の安定」のために一緒に我慢してもらうわけには行きませんでしょうか?

夫婦別姓・家族別姓に反対する理由も、これに近いものがあります。

家族同姓で100年以上やってきた日本にとって、家族別姓の導入は「不必要な不安要素」になりうるというのが、私の考えです。

もちろん反対意見は沢山あると思います。
私個人の現時点での意見として書かせてもらいました。

まだまだ結論は出ないと思いますが、少なくとも「選択的夫婦別姓」という名称を使う限り深まった議論は出来ない。
これだけは断言できます。

最後まで読んでいただきありがとうございました。
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