2000年以降の新築一戸建ては建築前に地盤調査を行い、地盤が悪ければ地盤改良をしなければならない決まりになっています。
ついに我が家の建築予定地でも地盤調査が行われましたので、様子を見てきました!
目次
ついに地盤調査開始
土地も決まり、一条工務店で契約し、ついに建築前の地盤調査を行う段階まで来ました!
地震大国日本では、一戸建てから高層ビルまであらゆる建物が耐震化されており、その技術も年々進化していますが、結局のところ耐震性を左右するのは地盤です。
2016年の熊本地震では、最新の耐震基準を満たしているはずの新築住宅でも、地盤が弱かったが為に倒壊した事例がいくつか見られました。
参照:【建築士が教える】木造住宅の耐震性の基本 熊本地震での倒壊の明暗はどこに
自治体によっては、ハザードマップに地盤の強さに応じた「ゆれやすさマップ」を加えているところもありますよね。
我が家の土地は、そうした地盤の強さも考慮して購入したはずでしたが、いざ地盤調査がはじまるまでは実際どうなのかわかりません。
一条工務店の地盤調査に立ち会いは必要?可能?
実際に一条工務店の地盤調査に行ってきましたので、立ち会いはもちろん可能です。
では立ち会いが必須かというと、そうではありません。
そもそも大抵は地盤調査は平日の昼間に行うので、立ち会い出来る人は限られていますからね。
また立ち会うにしても最初から最後までいる必要はなく、「何時から何時間くらい」やると聞いていたので、私の場合はその合間に顔を出しただけです。
一条工務店の地盤調査方法
地盤調査というと大きな重機が来るのかと思っていましたが、意外とバン1台と作業員3人(実質2人)だけでした。
地盤調査の方法は、「スクリューウエイト貫入試験」(旧 スウェーデン式サウンディング試験 ※2020年10月のJIS改正により名称変更)というやり方です。
ロッドが地面に貫入するまでに、回転数が多いほど固い地盤であり、少ないほど柔らかい地盤ということです。
地面の表面はふつう柔らかいので、規定の回転数に達する硬い地盤に到達するまでの深さを測定します。
硬い地盤までの距離が短いほど、強固で強い地盤という事ですね。
地盤調査の様子
我が家の30坪ほどの敷地で、敷地の中央と四隅の5点で硬さを測定してもらいました。
ご覧のように、来るのはバン1台と貫入試験の機械。
機械はメインのロッド部分とコントローラー、発電機の3つで構成されています。
近隣へのご迷惑は少し気になりますが、作業開始前に挨拶してくれたようで、そこまで心配することは無さそうです。
一条工務店は営業さんが地盤調査検査員
行って見て少し驚いたのが、一条工務店ではこの地盤調査を営業さんが行います。
現地には我が家の担当の営業さんがおり、その部下らしき若い2人が実際の地盤調査作業を行っていました。
一条工務店は営業も地盤調査検査員の資格を取り、現場に出ているという話を聞きましたが、本当にやっているんだなと。
何でも営業に出る前に、この穴掘り作業をやる期間があるようです。
やはり営業も現場を知らないと、リアルな説明が出来ませんからね。
この辺の現場主義は、とても良いことだと思います。
それと現地を見に行った時に営業さんがいることで、その他の細かい打ち合わせ的な話もできるので、その点は助かります。
一条工務店の地盤調査費用は無料
一条工務店では、地盤調査を無料で行っています。
そもそもスクリューウェイト貫入試験は一戸建て用の簡易的な検査であるため、数万円で済むことが多いのですが、太っ腹な一条工務店は無料なのです。
営業マンに資格を取らせて、自社で地盤調査をやっているのも大きいでしょう。
我が家の地盤は超優良だったようです
地盤調査の結果、我が家予定地の地盤は「超優良」だったようです。
硬い地盤に達するまで、大体1.8~2m前後
「ここまでの所はなかなか無い」と言われるほど、しっかりした地盤のようですね。
一条工務店での地盤改良の費用は?
敷地面積30坪の我が家が一条工務店で事前に「最大限の想定」をして作ってもらった見積もりでは、地盤改良工事に100万円が計上されていました。
地盤が軟弱だった場合、100万円くらいの予算が別途必要になります。
これが無くなるのは、予算的に非常に大きいですね。
我が家は地盤改良工事も必要なさそうので、建築予算も浮いてきそうです。
これは嬉しい。
本日は以上です。
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