エコワンはエコキュートとエコジョーズを組み合わせた、ハイブリット給湯器です。
一条工務店の給湯器はオール電化のエコキュートが基本ですが、実はオプションでエコワンを選択することも可能。
うちはガス併用にしたこともあり、給湯器はエコワンにしました。
目次
一条工務店でエコワンにする場合の費用
一条工務店で給湯器をエコワンにする場合のオプション費用は「89,100円」です。
後述するように、給湯と床暖房をエコワンのダブルハイブリッドにした場合、エコキュートに比べて年間のランニングコストは2万円ほどお得と言われているので、4年で回収できる金額。
これだけの差額で最新式のハイブリット給湯器を導入できるなら安いかと思われますが、実はこれだけではありません。
そもそも一条工務店はオール電化が基本なので、ガス併用にする場合にはガス配管の費用が別途かかります。
これに加えて、オール電化なら標準でついてくる「RAYエアコン」が無くなります。
RAYエアコンは床暖房と室外機を共有するのですが、給湯器をエコワンにした場合、エコワンで作った熱湯で床暖房を行うため、床暖房用の室外機が無くなります。
だから室外機を共有するRAYエアコンも一緒に無くなるという訳ですね。
RAYエアコンは室外機と一体になった高価なエアコンですので、これが無くなれば当然エアコン代も別途かかるのです。
我が家の場合は、エアコンを旧家から持ち込むのでここは問題ありませんでした。
どうしてもキッチンはガスが良いとか、ガス乾燥機の乾太くんを入れたいとかのこだわりがない場合は、素直にオール電化で給湯器もエコキュートにした方がトータルでは安く済むと思います
ハイブリット給湯器・エコワンの特徴
ハイブリット給湯器エアコン(ECO-ONE)について、改めて解説しておきます。
エコワンは電気とガスによるハイブリット給湯器です。
一条工務店の標準であるエコキュートは、完全に電力のみによる給湯器で、料金の安い深夜電力で熱湯を作っておき、それをタンクに貯めて給湯する方式。
この方法だと夜間にしか湯を作れないので、お湯が切れないように巨大なタンクを備える必要があり、大体300L~500Lの熱湯タンクが家の横に置かれる事になります。
お湯の使用量が多い家庭の場合、日中にタンクが枯渇する「お湯切れ」の可能性があるのがデメリットです。
これに対してエコワンは、深夜電力でお湯を作るのはエコキュートと一緒ですが、その保温温度はエコキュートよりもだいぶ低く、日中に使うときだけガスを点火して瞬時に熱湯を作り出すシステムです。
お湯が無くなってもガスですぐに沸かせるため、タンクの容量はエコキュートよりも小さくコンパクトで、お湯切れのリスクもありません。
デメリットは本体の価格が高いことと、ガス併用になるためオール電化の家では使えないことです。
我が家がエコワン・ガス併用にした理由
繰り返しになりますが、エコワンはオール電化では使えず、ガス併用にしたらガス配管の費用などが大きくかかります。
エコワン単体で考えるのではなく、まずオール電化でいくかガス併用でいくかを考えましょう。
その上でガス併用にするのであれば、エコワンにした方が良いでしょう。
その理由を解説します。
- 床暖房も含めればランニングコストが低い
- 料理好きなのでガスキッチンが良かった
- 電気代高騰に対する対策
床暖房も含めればランニングコストが低い
上記のサイトで詳細なシミュレーションをされていたので、大いに参考にさせて頂きました。
エコワンはエコキュートよりも本体価格が高く、電気代は下げられてもガス代が余計にかかります。
このためエコワンがエコキュートよりも上回るシーンは、そう多くないのです。
上記の表にある通り、「都市ガスで温水床暖房併用の場合」のみ、エコワンがエコキュートをコスパで上回るそうです。
月々の光熱費はエコキュートが約7,100円に対してエコワンは約5,300円。
月ベースでも約1,800円とコスト差は大きく、床暖房を使う冬場は特にエコワンの方がお得となります。
年間での差額は21,600円・10年間使った場合のランニングコストでは216,000円
これはかなり大きな差になりますね!
料理好きなのでガスキッチンが良かった
そもそもエコワンを導入するには、オール電化ではなくガス併用である必要があります。
ここでポイントになるのは、やはりキッチンですよね。
私は料理が好きなので、どうしてもガスキッチンが良かったのです。これは妻も同意見でした。
料理好きにも色々あると思いますが、既に私は中華鍋やアルミ鍋も揃えており、IHでは使えない調理器具が沢山あるのです。
IHは安全で掃除も楽だし、最近は火力も悪くない事はわかっていますが、やっぱり中華鍋煽るのって楽しいじゃないですか笑
それに一条工務店のガスコンロは、リンナイのデリシアなど高級で高性能なのも心惹かれました。
加えて、今回うちでは採用しませんでしたが、ガス乾燥機の乾太くんも利用者からはめちゃくちゃ評価の高い家電です。
乾燥が1年中1時間で終わってシワにもならないなら、洗濯の手間が大いに省けますよね。
こういうガスならではの強みを活かしたい場合、一条工務店でもガス併用はアリだと思います。
電気代高騰に対する対策
電気代、これからどこまで上がるかわかりませんよね。
はっきり言って、日本政府の電力政策はマジで終わってます。
これから頻繁に大停電が起こったり、毎年のように電力逼迫で節電要請がなされるようになるかも知れません。
そうした中で、どんどん電気代は上がっていくでしょうから、少しでもリスク分散の意味でガス併用は有効かと思います。
ただしガスも日本で取れる訳ではなく輸入してますから、ここも外交政策のチョンボで急騰するかも知れませんが笑
そういう時のためにも、大容量の太陽電池を設置できるカナエルソーラーはかなりありがたいプランです。
ガス併用なら一条工務店以外の選択肢も
一条工務店でエコワンを導入する場合の費用などについて、まとめて解説してきました。
繰り返しになりますが、エコワン単体ならエコキュートに比べてランニングコストが安くなりますが、そもそも一条工務店でガス併用にする場合にはガス配管費用が数十万円かかる訳です。
エコワンはあくまでも、ガス併用を選んだ人のためのオプション。
そしてガス併用を選ぶなら、そもそも一条工務店が適切なのかから考える必要もあるかも知れません。
我が家もタウンライフ家づくりで複数のメーカーを一括比較し、その中で条件にマッチした一条工務店を選びました。
家自体の性能など、一条工務店ならではの魅力を感じたから選び、ガス併用にするための追加費用も許容範囲だったのですが、そもそも他のメーカーなら追加費用もかからずもっと安くガス併用にしてエコワンを導入できるメーカーもあります。
そういうメーカーが見つかるかも知れませんので、まだタウンライフの一括比較などをしたことが無い方は、無料ですから一回調べてみても良いと思いますよ。
家は一生に一度の買い物ですから、徹底的に調べて納得いった状態で契約するのがベストですね。
タウンライフの一括比較は、以下のボタンから利用できます。
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