「家の性能。」な一条工務店でも、やっぱり外観は大事です。
i-smartで建てた家はどれも同じに見えると陰口を叩かれますが、意外と選ぶポイントが多いのも事実。
組み合わせ次第で個性あふれる素敵なi-smartは十分可能で、私自身もi-smartで大満足していますよ。
一方で一条工務店に決める前に仕様をしっかり知っておかないと、契約してからこんなはずじゃなかった…となる人もいます。
i-smartで選べる外観仕様とオプションをまとめました!
目次
一条工務店の主力商品i-smartで選べる外観オプション
一条工務店の主力商品である「i-smart」は、いくつかの組み合わせの中から外観を決定していきます。
ここでは具体的に選べる項目を紹介し、計画可能なオプションなども見ていきましょう。
他のメーカーの注文住宅に比べれば選択肢は圧倒的に少ないですが、その分余計に悩まなくて済むとも言えます。
このi-smartの外観を気に入るかどうかが、一条工務店にするかどうかの大きな分かれ目になりますね。
i-smartで選べる屋根
i-smartの屋根は、以下の中から種類を選べます
- オリジナル太陽光パネル
- スレート屋根
- パラペット屋根(陸屋根)
9割近くの一条施主がオリジナル太陽光パネルを選択するため、実質一択です。
当然太陽光パネルが一番高額ですが、カナエルソーラーを利用すれば実質ゼロ円になるのでデメリットはほぼありません。
スレート屋根は一般的なスレート瓦の勾配屋根
パラペット屋根は、フラットな陸屋根ですね。
どんなに頑張っても雨漏りリスクがあるため、パラペット屋根は基本的におすすめしません。
太陽光パネルを選択した場合、オプションとしてフラットルーフと雪止めを計画できます。
どちらも雪対策で、太陽光パネルは一般的なスレート屋根に比べて雪が滑りやすい事への対策。
積雪の心配が全くない地域なら良いですが、数年に1回でも積雪することがあるなら、雪止めは付けたほうが良いですね。
屋根の雪が滑り落ちてくる衝撃は大きく、人が潰されたり他人のものを壊して損害賠償になる可能性もあるからです。
豪雪地帯であれば、発電効率を犠牲にしてフラットルーフにする場合もありますね。
i-smartで選べる外壁
i-smartで選べる外壁は、石面調ボーダータイルとハイドロテクトタイルの2種類です。
ハイドロテクトタイルには光触媒コーティングが施されており、太陽光によって汚れを分解するため半永久的にメンテナンスが必要ないとされています。
石面調ボーダータイルでも基本はセラミックですから劣化する事は少なく、汚れを気にしなければ塗替えなどは必要ないですね。
日の当たらない北側に換気扇などが設置されており、なおかつ北面が道路から目立つのであればハイドロテクトタイルにした方が汚れは気にならなくなります。
また石面調ボーダータイルの場合、なんと色はホワイト一色のみ。
ハイドロテクトタイルであれば、色はホワイト、オレンジ、ブラック、ブラウン、ピンクの5色から選べて、ツートンカラーまでは無料です。
ピンクといいますが、実際はベージュに近いです。
外観を白一色以外がいいのであれば、ハイドロテクトタイル一択ですね。
i-smartで選べるサッシ
i-smartの窓枠サッシ色は、ホワイト、ブラック、アーバングレー、木目調(オプション110,000円)の4種類から選べます。
サッシの色は意外と目立つので、外壁と同化させるか、外壁と対照にするか好みが別れますね。
なお窓の種類は引き違い窓、外開き窓、FIX窓の3種類から選べます。
一条工務店で選べる窓については、別記事で詳しく紹介しますね。
i-cubeの特徴である格子窓はi-smartでは選べません
この格子窓が可愛いので選びたいんですが、その場合はi-cubeにしなくてはいけません。
軒天・破風板・土台水切りの色
屋根、外壁、サッシの他に色を選べるのは、以下の箇所です。
- 軒天:軒屋根の下面
- 破風板:屋根の側面
- 土台水切り:外壁の最下部
これらの箇所は基本的に色を統一し、サッシと同色にすることで外観に統一感が生まれます。
白系にすると雰囲気が柔らかくなり、黒系にすると締まった印象になります。
i-smartで選べるデザインルーバー
i-smartでは目隠しとしてデザインルーバーを採用できます。
ルーバーとは縦長の材料を柵のように並べて、風や日光を通す目隠しとする事。
玄関前、掃き出し窓前、バルコニーなどが通りに面している場合、目隠しとして計画できますね。
i-smartで選べるポーチタイル
i-smartではポーチタイルに2種類のテイストがあります。
- ヨーロピアンは寒色系でスマートな印象
- テラコッタは暖色系で可愛い印象
ヨーロピアンタイル
テラコッタタイル
どちらでも好みでいいのですが、白色系のタイルは後々汚れがめちゃくちゃ目立ちます。
高圧洗浄機で頑張れば落ちるのですが、掃除の手間を減らすなら濃いめの色をおすすめします。
テラコッタならT-2807
このあたりは要注意です。
i-smartで選べるバルコニー・ルーフガーデン
バルコニーを設置する場合、i-smartではバルコニーの壁を3種類から選べます
- ファインバルコニー:透明/半透明な樹脂板
- アルミ笠木:外壁と同じ壁で手すりなし
- コープレイJY型:外壁と同じ壁で手すりあり
最も日光を取り入れられるのはファインバルコニーですが、通りに面している場合はまる見えになります。
半透明も選べますが、ぶっちゃけ目隠し効果はあまり効果はありません。
シルエットでも何をしているかはバッチリ見えます。
最も目線を隠せるのはアルミ笠木ですが、手すりが無いのは何かと不便です。
バルコニー床タイル
バルコニーの床は、2種類から選べます
- タイル仕上げ
- WPC仕上げ
タイル仕上げはタイルむき出し、WPCはタイルの上に樹脂製のスノコのようなものが敷かれています。
細かいホコリなどがWPCタイルの下に落ちるので、短期的には汚れが目立ちませんが、長期的には下にどんどん汚れが溜まっていくので、WPCタイルをどかして掃除する必要があります。
i-cubeでは選べない袖壁がi-smartなら選べます
i-smartではバルコニーの側面に袖壁を設置できます。
袖壁は1階から2階まで繋がっており、玄関ポーチの上にバルコニーがくる設計などでオススメです。
側面に壁があることで雨の吹込みを劇的に軽減できるし、隣家との距離が近い場合はプライバシーの確保、騒音防止に役立ちます。
加えて袖壁を作ることで、バルコニーに埋め込み水栓を設置できます。
埋め込み水栓は断熱材の入った外壁には設置できず、バルコニーの腰壁にも設置できません。
つまり袖壁を設置しないと、埋め込み水栓は付けられないのです。
ある程度広いバルコニーを作る場合、水栓とコンセントは絶対に絶対に付けたほうがいいです。
使い勝手が劇的に変わります。
その他i-smartの屋外付帯設備
i-smartで選べる屋外付帯設備は、以下のものがあります。
基本的には一条工務店で選ばなくても、外構業者に頼んでできるもの。
一条工務店で頼めば納期が短いメリットはありますが、選択肢が少ないデメリットもあります。
我が家ではひとつも採用しませんでした。
ウッドデッキ
WPC製のウッドデッキを計画できます。
WPCとは木材チップと樹脂を組み合わせた人工木材で、木の暖かさと樹脂の耐久性を両立しています。
とはいえベースは木ですから、雨風にさらされれば劣化するし、メンテナンスは必要になります。
勝手口ユニット
勝手口を設置する場合の、階段ユニットです。
勝手口は地面から高さがあるため、勝手口を設置する場合は標準仕様となります。
キッチンと庭の位置関係などによっては、勝手口がある方が便利でしょう。
しかし勝手口は防犯上の大きな弱点になるため、よほど必要性が高くない限り付けないほうがいいと思います。
戸建住宅における空き巣犯人は、一階ベランダ・居間の窓から40%、 一階台所・食堂の勝手口等から26%侵入しています。
引用:セイホープロダクツ
車庫
ビルトイン車庫を設置した場合、車庫のシャッターをオプションから選択します。
- 手動・電動
- アルミ・カラー鋼板
この組み合わせを選択し、軽量なアルミの電動タイプが最も高額。
軽量な方が故障も少ないため、できればアルミが良いですね。
i-smartの外観が気に入るかどうかが一条工務店にするかの判断基準
一条工務店i-smartの外観で選べる仕様・オプションについて解説しました。
「家は性能。」がキャッチフレーズの一条工務店ですが、何だかんだ家選びで一番大事なのは外観でしょう。
外観が気に入らなければ、いくら性能の良い家でもテンションは上がりません。
一条工務店の主力商品であり、外観の選択肢が多くないi-smart
このi-smartの外観を気に入るかどうかが、ハウスメーカーを一条工務店にするかどうかの大きな分かれ目になりますね。
私もタウンライフの一括見積もりで多くのハウスメーカーから資料をもらいましたが、やっぱり外観が良いメーカーは他にもあります。
家の性能だけならトップクラスの一条工務店ですが、外観にこだわりたいのなら他のメーカーを選ぶのもやむなし
その上でやっぱり一条工務店が良いとなれば、SNSでよく言われる「一条は外観がダサい」なんてやっかみにも全く動じなくなるでしょう。
【PR】タウンライフ家づくり
この記事へのコメントはありません。